高価だけれど長く使えるハイエンドパソコン

ハイエンドパソコンはミドルエンドやボトムエンドに比べると、倍以上の値段がすることがあります。また、オンラインゲームやPCゲームの推奨スペックは、ゲームの発表と同時に購入する最新のゲーミングPCであればボトムエンドやミドルエンドであってもプレイ基準を満たせるようなスペックであることが殆どです。そうすると、「あのゲームがやりたい」と思ってゲーミングPCを買おうとすれば、比較的安価なボトムエンドやミドルエンドでも良いと思うようになります。もし、その人がこれからずっとそのゲームしかやらないのであれば問題はないのですが、ゲームは日々進化し続けるため、新作ゲームの推奨スペックはどんどん上がっていくのです。

ボトムエンドの場合は購入時に発表されたゲームの推奨スペックをギリギリ満たす程度のスペックであることが多く、購入後数年もすれば新しいゲームの推奨スペックを下回るようになります。そうなると、新作ゲームの快適なプレイは望めません。そこで、進歩するゲーム技術を見越してハイエンドパソコンを買うことで、パソコンやパーツの買い替えなしに使い続けることが出来るため、結果的にお得になるのです。

グラフィックボードのベンチマーク比較

ゲームの快適さを決めるのはグラフィックボードの性能であり、ベンチマーク結果もグラフィックボードの性能に大きく左右されます。そこで、古いハイエンドグラフィックボードと新しいミドルエンドグラフィックボードの性能と価格を比較し、どれくらいの差があるのかを見てみましょう。比較対象として、GeForce GTX680とGeForce GTX960を使います。

2012年3月発売のGTX680は当時のハイエンドモデルで価格は6万5千円前後。一方、2015年1月発売のGTX960はミドルエンドモデルで価格は3万円前後です。これらのグラフィックボードは実に3年の月日と3万5千円の差があることになります。問題は性能でどれくらいの差あるかです。グラフィックボードのベンチマーク結果は以下のサイトを参考にしています。
http://www.dospara.co.jp/5shopping/share.php?contents=vga_def_parts

ベンチマークのソフトは同じですが、使っているPCのCPUやメモリがGTX680とGTX960で違います。古いGTX680は当時の水準のPCに搭載してベンチマークを行っているので、CPUで0.3GHz、メモリで16GBの差がついています。この結果次第で、ハイエンドとミドルエンドのどちらを買うのがお得なのかがわかるでしょう。

ハイエンドPCは3年後のミドルエンドより高性能

ベンチマークのスコアを見ると、GTX680が「3392」でGTX960が「3178」という結果になっていました。驚くべきことに、性能的には劣るCPUやメモリを搭載するPCでベンチマークを行ったGTX680の方が、CPUやメモリで優れたPCに搭載したGTX960よりベンチマークの結果が良かったのです。同じPCでベンチマークを行えば、さらに大きな差がつくことが予測されます。

つまり、購入時にハイエンドに分類されているグラフィックボードやゲーミングPCを買えば、少なくとも3年後のミドルエンドよりは高性能なPCということになります。5年後のミドルエンドと十分に張り合える性能をハイエンドのPCが持っていてもおかしくありません。

結果的にはハイエンドがお得

ベンチマークの結果から言えることは、ハイエンドPCは少なくとも5年間は平均的なゲーミングPCよりは高性能ということです。一方、ミドルエンドやボトムエンドのPCは1年か2年もすれば平均以下の性能になるでしょう。仮に常に平均以上の性能のゲーミングPCを使い続けたいと考えてみると、ミドルエンドの場合は5年の間に最低一度か二度は買い替える必要があります。そうなると、実質的な負担額はハイエンドとあまり変わりません。買い替えの手間まで含めると、ハイエンドの方が圧倒的にお得だといえるのではないでしょうか。新規に買い替えを考えている方は、思い切ってハイエンドパソコンを購入することをおすすめしますよ。